
お盆のJR利用者数、3社は前年下回る…台風や大雨が影響
JR旅客6社は8月18日、お盆期間(8月8~17日)の利用状況を発表した。JR北海道・東日本・九州は前年を上回ったものの、西日本を中心に被害をもたらした台風に伴う豪雨での運休や、旅行を控える動きなどが響き、東海・西日本・四国の3社は前年を下回った。

鉄道各線、岐阜や京都北部など運休続く
国土交通省が8月18日7時現在の情報としてまとめたところによると、8月16日から続く大雨の影響で運転を休止した鉄道路線は4社5路線だった。16時30分時点では高山本線や福知山線などで一部区間の運転見合わせが続いている。

福知山市域中心に線路冠水、運転見合わせ続く
国土交通省の調査(8月17日10時時点)によると、福知山線は丹波竹田~福知山間の線路が水につかり、道床の流出が発生している。市島駅と丹波竹田駅も冠水した。この影響で同線は篠山口~福知山間の運転を見合わせている。

大雨の影響で高山線など運転見合わせ
8月16日から続く大雨の影響により、現在も西日本を中心とした一部の鉄道路線で運転の見合わせが発生している。

台風12・11号の運休区間、五能線以外は8月13日解消へ
国土交通省によると、台風12・11号の大雨などによる影響で運転の見合わせが続く鉄道路線は、8月12日8時の時点で4社4線となった。JR北海道の運転見合わせ区間は同日早朝までに全て解消。神戸電鉄三田線も8時30分頃から全区間の運転を再開した。

台風11号の運転見合わせ区間、西日本から北海道へ
台風11号は四国・近畿地方を縦断して日本海に抜け、北海道の西側で温帯低気圧に変わった。これに伴い西日本の鉄道各線が順次運転を再開する一方、北海道の一部の路線で運転の見合わせが発生している。

西日本中心に各地で運転見合わせ…台風11号
台風11号の影響による列車の遅れや運転の見合わせは、8月10日も西日本の鉄道を中心に相次いで発生した。

台風11号接近で各地の鉄道路線が運転見合わせ
台風11号の接近による大雨の影響で、8月9日は北海道と関東を除く各地で列車の遅れや運休、運転の見合わせが多数発生した。同日20時までにまとめた主な運転見合わせ区間は以下の通り。

中央本線、不通区間は8月6日から運転再開
JR東海は8月4日、7月の大雨による被害で不通となっている中央本線の坂下(岐阜県中津川市)~野尻(長野県大桑村)間について、8月6日の始発列車から運転を再開すると発表した。

寝台特急『サンライズ瀬戸』、琴平まで臨時延長
東日本・東海・西日本・四国のJR旅客4社は8月1日、寝台特急『サンライズ瀬戸』の運転区間を臨時延長し、東京~琴平間で運転すると発表した。瀬戸内海の国立公園指定80周年を記念して実施する。