ルマン開幕戦、アウディとプジョーの熾烈なバトル

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2009年のALMS(アメリカンルマンシリーズ)開幕戦、「セブリング12時間耐久」が21日、米国フロリダ州で開催され、アウディ『R15TDI』が接戦を制した。プジョー『908HDi FAP』とのデッドヒートの模様が、動画共有サイトで公開されている。

アウディR15TDIは、2008年のルマン24時間レース優勝マシン『R10TDI』の後継車として開発。R10のV12よりも小型軽量で、燃費やCO2排出量を削減したV10ターボディーゼルを積む。排気量は公表されていないが、最大出力は600ps以上、最大トルクは107kgm以上という性能だ。マシンのデザインも一新されており、F1マシンのようなフロントノーズや新デザインのリアウイングなどを装備し、空力性能がアップ。LEDヘッドランプも新採用された。

一方、プジョー908HDi FAPは、2007年のデビューから3年目のシーズン。R15との大きな違いは、クローズドボディの採用にある。これは、クローズドボディはエアコンを装備するため、その分、エアリストリクターを大径化できるというレギュレーションを最大限利用したからに他ならない。5.5リットルV12ターボディーゼルは700ps、122kgmを発生。プジョーは「2007-2008年は慣らし時期」と明言しているように、2009年はルマン24時間やALMSのタイトル奪取を狙っている。

さて、開幕戦の結果は、アウディR15TDIのディンド・カペロ、トム・クリステンセン、アラン・マクニッシュ組が乗るカーナンバー2が、プジョー908HDi FAPに22秒279の僅差で逃げ切り、勝利を収めた。序盤から優勝候補の2台が稀に見る接戦を繰り広げたことからも、両車の実力は拮抗しているといえる。

そんな両車の熱いバトルの模様は、動画共有サイトで見ることができる。

《森脇稔》

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