三菱自動車は、21日から23日まで、パシフィコ横浜展示ホールで開催される自動車技術展「人とくるまテクノロジー展2003」にテレマティクス実験車『iTディオン』を出展すると発表した。iTディオンは、クルマのホットスポット、クルマの遠隔モニター&操作、クルマのホームページなど、ユビキタス時代のカーライフを提案する実験車だ。
国土交通省は16日、リコール情報などを携帯電話から閲覧できる『自動車総合安全情報サイト』のiモード版とJ-スカイ版を開設した。リコールのほか、日常点検情報や不正改造事例、ASV(先進安全自動車)の紹介などのコンテンツを用意している。
トヨタ自動車が15日から発売した販売店オプションのDVDナビは、個性のある5機種を設定した。有料道路自動料金支払いシステムのETCを業界で初めて内蔵した「DVDナビTV CDチューナー(E)」(21万円)が登場。
国土交通省などは15日、ETC車載器の補助制度、『ETCモニター』の概要を公表した。ETC車載器購入に1台当たり5000円を助成するもの。新規ETCセットアップ者で、申し込み時や利用中のアンケート回答が条件だ。助成は先着順とし、業務用車両(トラックなどの緑ナンバー)は約35万台、自家用車は約10万台分を予定する。
トヨタ自動車は、販売店オプションのナビゲーションの新モデル10機種を設定し、15日から発売した。HDD(ハードディスクドライブ)ナビは、ラインアップを強化して新たに3機種を設定した。全機種にDVDビデオ再生機能とHDDへの音楽録音機能も標準装備した。
電源開発、明電舎、昭文社の3社は新会社『J-時空間研究所』(東京都中央区)を設立し、GIS(地理情報システム)事業を本格的に始める。埼玉大学が開発した時空間GISソフトと昭文社の地図を組み合わせ、官公庁や民間企業に売り込む。
国土技術政策総合研究所が進めている「スマートコミュニケーション」が、国土交通省の『ITSホームページ』に掲載された。スマートコミュニケーションとは、ETCでも用いられる路車間通信技術「DSRC=狭域専用通信」を活用し、ドライバーに様々なサービスを提供するもの。
カーナビ自身がドライブのプランを作成する「ドライブプランナー」機能の採用は『AVIC-H9』シリーズが初めてだ。「カーナビに個性や人格を持って欲しかった。目指すは今もナイト2000です」と、パイオニアのモーバイルエンタテインメントカンパニーの畑野一良・ナビゲーション担当部長は説明する。
通信機能をOSそのものに一体化させたことで『Windows Automotive』はテレマティクスを前提としたOSに進化した。通信用アプリケーションを開発する手間が減ったことで、メーカーにとってのメリットが目立つ。
カーナビのHDD化が進む中、ついにというか、待ちに待ったというか、クラリオンがHDDナビに参入を果たした。製品名はアゼスト『MAX730HD』(27万2000円:6月中旬発売予定)。HDDナビでは後発メーカーとなっていただけに、その内容はライバルをかなり研究して作り上げたという練り込まれた機能でいっぱいだ。