【Windows Automotiveとは何か】サーバー環境、開発環境

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通信機能をOSそのものに一体化させたことで『Windows Automotive』はテレマティクスを前提としたOSに進化した。通信用アプリケーションを開発する手間が減ったことで、メーカーにとってのメリットが目立つが、ユーザー側のメリットとは何なのだろうか。

発表会ではクルマに設置されたテレマティクス対応カーナビからレストランを予約して経路誘導に結びつける、離れた場所にいる仲間にメッセンジャー機能で連絡を取るというデモンストレーションが行われていた。Windows AutomotiveをOSに採用したカーナビでは、これらの作業を従来のOSと比べればシームレスに行えるようになったが、サーバー側の環境が整備されることが前提となる。

位置情報を加味したコンテンツを車載機器に提供するためには、受け手側(外部サーバー)に『WindowsServer2003』などの最新OSが必要であり、コンテンツの開発環境としては『.NET Framework』や『.NETCompact Framework』が必要となる。

マイクロソフトの狙いとしてはカーナビメーカーにWindows Automotiveを、コンテンツメーカーにはWindows Server2003と.NET Frameworkを提供し、企業ユーザーを増やしたいというところにある。クライアントが普及することで、サーバソフト、開発ソフトの販売が見込める……競争力があるクライアントソフトの提供はマイクロソフトのビジネスモデルにとって必須条件なのだ。

カーナビにWindowsのロゴが入らなくてもいい、黒子に徹してでも受け入れられるクライアントソフトの開発に取り組む必要がここにもある。
《石田真一》

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