篠塚建次郎(三菱パジェロ、総合3位)---「ライバルが早い段階でリタイヤしたからといって我々の勝利の価値が薄れるとは思わない。(自分の結果については)力一杯走ったので悔いはない」
増岡浩(三菱パジェロ、総合優勝)---「自分では90%の力で走り続け余裕を持っていたつもりだが、振り返ると厳しさの連続だった。全体を通してコース状況の悪いところが多く、気持ちよく全開で走れるような砂漠は2、3日だった」
2002パリ〜ダカールラリーは13日、最終・第16レグを終了、三菱パジェロに乗る増岡浩とパスカル・メモンが初優勝した。増岡はパリダカ挑戦15度目。2位はユタ・クラインシュミット、3位篠塚建次郎、4位ジャン・ピエール・フォントネと三菱が上位独占した。
1:増岡浩 三菱パジェロ/2:J. クラインシュミット 三菱パジェロ/3:篠塚建次郎 三菱パジェロ/4:J. P. フォントネ 三菱パジェロ/5:C. ソーザ 三菱ストラーダ/6:S.アルハジリ 三菱ストラーダ
10日、パリ〜ダカールラリー第13ステージはティシット発着の周回コース、450km(全てSS=競技区間)。増岡浩(三菱パジェロ)がトップタイムをマークし、総合でも2位の篠塚建次郎(三菱パジェロ)との差を大きく広げた。
1:増岡浩三菱パジェロ/2:篠塚建次郎 三菱パジェロ/3:J. クラインシュミット 三菱パジェロ/4:J. P. フォントネ 三菱パジェロ/5:C. ソーザ 三菱ストラーダ/6:S. アルハジリ 三菱ストラーダ
佐藤琢磨がジョーダン・ホンダの正ドライバーとして合同テストに初参加した。10日午前中、まずサーキットを把握するためにロードカーで走った後、18周をトラブルなく走りきり、マシンの調整を行った。午後はトラクション・コントロールやシステムに慣れるための作業を行った。
3日目を迎えたバルセロナでの合同テスト。前日に降った雨が乾くとすぐにまた雨が降り出すなど、この日も天気に翻弄されたテストとなった。トップタイムを記録したのはマクラーレンのデビッド・クルサード。
9日のパリ〜ダカールラリー第12ステージは、ジャン・ピエール・フォントネ(三菱パジェロ)が最高タイム。ユタ・クラインシュミット、増岡浩、篠塚建次郎の順だった。三菱ワークスは全員がステージトップを記録した。総合では増岡がトップ、篠塚は3位に後退。
トヨタが火曜日バルセロナで行われている合同テストに初参加。変わりやすい天気の中アラン・マクニッシュが5位タイムを出すなど、チーム内は前向きな雰囲気が広がっていた。