来季からF1デビューを飾るパナソニック・トヨタ・レーシングに新たなスポンサーが加わった。それはシャンプーを始めとするヘアケア製品や香水なので世界的なシェアを誇るウェラ・グループ。本拠はドイツのダルムシュタット。
14日モナコで開催されたFIAの会合で、2002年もイギリスGPがシルバーストーンで行われることが正式に承認された。結局はイギリスGP主催者であるオクタゴン・モータースポーツに最後のチャンスを与えることで合意した。
17日発表されたトヨタの2002年型F1マシン、『TF102』のスペックは以下の通り。
パナソニック・トヨタ・レーシングでの開幕を前にして「まったく新しいチャレンジで前だけを見ている」と語るドライバーのミカ・サロは、「30年以上レースをやってきたので何も問題ない」という。
チーム・マネージャーのアンジュ・パスカリは「エンジニアリング以外の、スポーティングに関しては私がすべての責任を負う。ミカとアランとは、ドライバーとしていい組み合わせだと思う」と語った。
ケルンの会場にはバーニー・エクレストンFIA会長やシュレイマー ケルン市長も列席していた。当日ケルンは一面の雪景色で、冨田務TMG=トヨタ・モータースポーツ会長は「我々のスタートと同じように真っ白」と語った。
パナソニック・トヨタ・レーシングの2002年新型車発表会、東京の会場においてトヨタの斎藤明彦副社長は、「現場は厳しさを実感しているので、非常に慎ましやかな目標しか話さないと思う」としながらも「悠長なことは許されない」「3年以内に期待に応える結果を出さなければならない」と語る。
トヨタ自動車は12日、2002年シーズンからF1に参戦する新型車『TF102』を、ドイツのケルンにあるF1活動の母体、トヨタ・モータースポーツ社において発表した。ミカ・サロとアラン・マクニッシュの運転で、2002年3月3日のオーストラリアGPで実戦デビューする。