10日、パリ〜ダカールラリー第13ステージはティシット発着の周回コース、450km(全てSS=競技区間)。増岡浩(三菱パジェロ)がトップタイムをマークし、総合でも2位の篠塚建次郎(三菱パジェロ)との差を大きく広げた。
三菱勢がヒヤッとしたのはゴールまで約12kmの砂丘、下り斜面。ここで増岡のクルマに同じ三菱パジェロのフォントネが追突した。斜面前方に岩があるところ、と増岡は状況を説明する。「ハンドルを切ると私の走っていた速度だと横転する。そこでいったん止まってから曲がることにした」。その止まった増岡にフォントネがぶつかった。
フォントネは「前のクルマが降りたのを確認してから走るのは分かっていた。が、増岡だからすでに着いて走って大丈夫だと思ったんだ」としょんぼり。フォントネはうまく避けたようで、増岡車は助手席ドアを壊しただけで大事には至らなかった。
前日まで2位のクラインシュミット(三菱パジェロ)はパンクとトラブルで40分以上を消費、「ダカールにゴールすることがねらいに変わった」。彼女の遅れでわずか13秒差ながら篠塚が2位に浮上した。
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