【2002パリ〜ダカールラリー】最終・第16レグ---泣け増岡、優勝だ!!

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2002パリ〜ダカールラリーは13日、最終・第16レグを終了、三菱パジェロに乗る増岡浩とパスカル・メモンが初優勝した。増岡はパリダカ挑戦15度目。2位はユタ・クラインシュミット、3位篠塚建次郎、4位ジャン・ピエール・フォントネと三菱が上位独占した。

増岡とメモンはポディウムの上でクルマを降りると、抱き合って泣いた。「ずっと待ち続けていた日です。自分を信じてやって来ました。沢山の人々に支えられて来ました。それが嬉しかったし、この日、今があるんです」。言葉を継ぎ、途絶え、涙声で増岡は語った。昨年、シュレッサーの“悪だくみ”と主催者の計時ミスで優勝を逃し、「今年は砂漠に落としてきたものを拾ってきます」と明るく言ってはいても、緊張の連続だったようだ。

三菱チームと共に優勝候補だったシュレッサー・チームは、ジャン・ルイ・シュレッサー(フランス)がアフリカ・ステージ早々に炎上、チーム3台とも前半でリタイヤ。日産ピックアップはパジェロと互角、ドスード監督は「後半は来年に備えてのデータ収集」と言っていた。後半は戦闘力を失ったが、12日のダカールへのステージではトップタイムを記録し、2003年は三菱、日産、シュレッサーの激戦になりそうだ。

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《高木啓》

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