音や光で派手な演出をするブースが多い東京モーターショーで、静かなサロンという雰囲気のアルピナ。しかしワールドプレミアを2台も持ってくるほど展示内容は熱いのだ。
モーターショーで何といっても魅力を感じるのは近未来の乗り物を想像させるコンセプトモデルたち。
川崎重工業は、東京モーターショー11で『Versys(ヴェルシス)1000』を日本初公開した。
2009年の東京モーターショーに出展した燃料電池スクーター『バーグマン・フューエルセル・スクーター』が、進化して再出展。700気圧の高圧水素タンクを搭載し、350kmの航続距離を実現している。
スズキブースの主役はメインステージに常設展示される3台のコンセプトカーだが、見どころはそればかりではない。
日本自動車工業会は30日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で「第42回 東京モーターショー」を開幕した。一般公開は12月3日から11日まで。24年ぶりに会場が東京都内に戻ってきた。
東京モーターショー11、シトロエンのブースの展示車は「DS」ラインのみ。ジャパンプレミアで参考出品の『DS5』と発売済の『DS4』、限定発売の『DS3 Racing』。
『DS5』は『DS3』、『DS4』に続くシトロエンの高級レンジ、「DSライン」第3弾。DS3が小型ハッチバック、DS4が小型クロスオーバーだったのに対して、DS5は、大人5名がゆとりを持って乗車できる5ドアの中型クロスオーバーを提案する。
『3008ハイブリッド4』は最高出力163psを発揮する2.0リットルHDiディーゼルエンジンと、最高出力27kWの電気モーターを組み合わせた世界初の「フル・ハイブリッド量産車」。4輪駆動で、最高出力は200ps、CO2排出量は99g/kmと、100g/kmを切る。
『エヴォーラS』に日本市場を意識したという6速AT「IPS」仕様が設定された。IPSとは、「インテリジェント・プレシジョン・シフト」の略。パドルシフトによりマニュアル操作が可能で、350psを発揮するV6スーパーチャージャーエンジンとともにスポーティな走りを実現する。