トヨタでは新型『クラウン』を“ゼロクラウン”と位置付け、高級車の新しい価値観を求めながら開発した。第一デザイン部穂積信行氏は「高級な形は色々あるその中で、埋もれない独自の存在感をデザインしています」と語った。
22日に発表された新型『クラウン』は先代モデルに比べ、ダイナミックなプロポーションへと変貌した。そのスタイルは「静から躍動への変革」を象徴する気品と躍動感あるものである。
新型『クラウン』のラインナップはセダンのみ。従来モデルではワゴンボディの設定があり、走りをイメージした「アスリート」シリーズのワゴンは好評を得ていた。また、上級クラウンというべき「クラウン・マジェスタ」もラインナップされていた。
トヨタ自動車が22日発表した新型『クラウン』は、「ロイヤル」シリーズと「アスリート」のみとなった。そこで「マジェスタ」の動向が注目されるのだが、同社関係者によると来年投入の計画という。
富士重工業は22日、同社の創立50周年を記念し、装備を充実し、お買い得価格を設定した特別仕様車スバル『レガシィ/インプレッサ50thアニバーサリー』を発売した。
富士重工業は22日、2003年WRC(世界ラリー選手権)でドライバーズチャンピオンを獲得したのを記念し、特別仕様車スバル『インプレッサ2003V-リミテッド』を発売した。
トヨタ店営業本部地域統括部長の伊藤隆之氏によれば、新型『クラウン』の『ロイヤル』と『アスリート』の販売目標の比率は6:4になるという。月販目標台数5000台のうち、2000台がアスリートとなる。
トヨタ自動車は22日、『クラウン』をフルモデルチェンジし、全国のトヨタ店を通じて発売した。報道発表会で張富士夫社長は、「これによってトヨタの新しい潮流を感じていただきたい」と語った。
12代目となるトヨタ自動車の新型『クラウン』は、「静から躍動への変革」が開発テーマだが、技術担当の齋藤明彦副社長は日本的の伝統的な造形や精神を反映する「Jファクター」を意識したデザインの第1弾と強調している。
「躍動感あふれるスタイリングをはじめ、欧州車に劣らぬ走行性能を実現した新型は、これまでの年輩のクラウンユーザーだけでなく若年層にもアピールできる自信作」だという(開発をまとめたエグゼクティブチーフエンジニアの加藤光久氏)。