ガラスルーフを持つ5+2シーターワゴンというコンセプトは前作『307SW』と共通。ホイールベースをハッチバックより100mm伸ばしたプラットフォームも、基本は旧型と同じだ。それゆえに、作り慣れているなあという印象。2代目にして早くも定番商品の雰囲気が伝わってくる。
いかにもフォルクスワーゲンらしい実直商品。高めのフロントシートと四角いボディで見切りはバツグンにしやすいし、リアシートは広さも角度も文句なしで、先代から前席優先のパーソナルカー傾向を強めた『ゴルフ』に快適性で差をつけている。
販売的に大成功した初代『フィット』と基本コンセプトに違いはない。だがそれだけに、すべての点で確実に進歩しているのが特徴だ。
2007年から08年に掛けて、ポルシェは急速な勢いでエンジンのガソリン直噴化とトランスミッションの“PDK化”を進めている。PDKは恐ろしくスムーズで、速く変速し、その上とても賢い。
まろやかな乗り味になり、スバル『フォレスター』が高級になった感じだ。これまでの荒さはなく、路面の凹凸をうまくいなしてトロトロンと通過するから乗り心地がよくなった。タイヤが凹凸に当たる音もしないし、いわゆるゴツゴツ感がないから快適なのだ。
ジャガー『XF』は、ジャガー社の命運を握っている。XFのれ行きによって、今後のジャガー社の行方が決まる。トップモデルの『XJ』がアメリカで期待外れの不振に陥っている状況にあって登場したのが、XFだ。
ハイドロニューマチック・サスペンションを採用したシトロエンの走りっぷりには独特のものがある。まるで大型船に乗っているかのようにフラットな乗り心地は、他のどんな高級車にも似ていない。
初代マツダ『アテンザ』は快活な見た目と走りで30 - 40歳代の若いユーザーに支持されたが、新型はそれに加えて、セダン購買層の中心である50歳代以上まで取り込むことが至上命題とされたという。
『ワゴンR』の内外装をイジッたバリエーション。スティングレーと聞けば、誰でもシボレー『コルベット』を思い出すが、スズキがGM傘下にあった時なら笑って済ませられたが、もはやそうではないのに引き摺って命名しているセンスと姿勢を疑う。
『ワゴンR』は“ハイトワゴン”の元祖だが、4代目には初代が持っていた外見上の独自性はない。大ヒット作の宿命だが、続々と生まれたフォロワーに埋もれ、没個性。大きく立派に見せようとしているフロントグリルやヘッドライトなどに、初代の志の高さは受け継がれていない。