『インプレッサ』自体が高いシャシー性能を持つクルマに生まれ変わったことで、「WRX STI」はその性能を生かして極めて高い操縦安定性を確保すると同時に優れた乗り心地を確保している。少々路面が荒れたワインディングでも、しっかり路面をとらえた走りを見せるのがとくに評価できるポイントで、シンメトリカルAWDの素性のよさに加えて高いシャシー性能を得たことで、走りは大きく向上した。エンジンのパワーアップが図られて動力性能も文句のないものだが、トランスミッションが6速MTだけの設定というのはやや弱点となる。2007年にデビューした『GT-R』も『IS-F』、『ランエボX』も、2ペダルでスポーティな走りを実現しているからだ。インプレッサでは後席中央に3点式シートベルトやヘッドレストが装備されていなかったが、WRX STIからは標準装備されるようになったのは評価できる。■5つ星評価パッケージング:★★★★インテリア・居住性:★★★パワーソース:★★★★フットワーク:★★★★★オススメ度:★★★★松下宏|自動車評論家1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。
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