2009年5月に発売されたアルファロメオの『MiTo(ミト)』に、新たに「アルファTCT」と呼ぶツインクラッチ(DCT)を搭載したモデルが追加された。
「プリウスが同クラスのガソリン車に対し約1.9倍の燃費向上を実現しているのでソコがひとつの目標だった」という『フーガハイブリッド(HV)』。横浜~鹿児島1373km実走で約21km/リットルの燃費も確認したのだそう。
好き嫌いが分かれるようだが、私はこの「Artworks(アートワークス)」というプロジェクトを支持したい。
先代の行き過ぎた感のあったディテールが是正された最新『5シリーズ』。ツーリングのリヤ形状はセダンの新旧ほど差は大きくないものの、E61型(先代)に対しF11型(新型)は全長で+60mmの数値以上に、伸びやかでエレガントな外観となった。
またひとつ、個性的なハイブリッド車が現れた。これまでのハイブリッド車の長所だった静粛性のみならず、優雅な乗り心地、ひとり乗りでも安定したハンドリングにはとても感心した。
『Sクラス』をベースにした上級クーペの『CLクラス』は、大幅なマイナーチェンジで搭載エンジンのダウンサイジングを図ってきた。
発進はほぼ確実にモーターだけで走り出す。とても静かで滑らかな走りだ。緩やかに走り出すとそのままモーターだけでかなりの距離を走れる。
自分で実燃費を計ったことがない。ので、カタログ通りはともかくも、一般的なラグジュアリーサルーンの倍くらい燃費がいいという前提で、感想を記そうと思う。
『ポロ』のラインナップの頂点に立つ「GTI」は、上下にレッドラインの入ったハニカムグリルやLEDポジショニングランプを採用したヘッドライト、17インチタイヤ&アルミホイールなどで外観が差別化されている。
これまでのセミAT「セレスピード」も、最新モデルで試すと初期型に対し、制御、変速マナーなど見違えるほど洗練された。それに対し新開発ツインクラッチ方式の「TCT」は、洗練されつつもアルファロメオらしい味も残した印象。