ぎゅっと凝縮されたフォルムに動きのあるラインが加わることで躍動感を感じさせるデザイン。ヨーロッパで鍛えられた走行安定性。さらに、フォード・グループとハルデックスが共同開発した応答性の高いオンデマンド4WD機構が加わったのが、フォード『クーガ』だ。
軽量化されたといっても、SUVは車重がかさむだけに発進時のエンジン負荷が大きくなり燃費も悪化する。そんな場面で、モーターが本領を発揮。
ファミリーミニバンの定番ゆえ“慎重なフルモデルチェンジ”とみえる(特にミニバンに生活上興味のない筆者にとっては)のだが、あれだけ売れたのだ、さぞかし旧型オーナーなら悔しく思うであろうパートも多い。
BMWの次期型『6シリーズ』は、クーペに先行してカブリオレから市場に投入される。その時期は2011年3月以降となり、北半球ではフルオープンで走る爽快感が満喫できる季節と重なるからだ。
背は高いし、デザインもSUVチックだが、『クーガ』はワゴンのように正確なハンドリング性能と軽快なフットワーク、そして高い剛性感を身につけている。
“MINIが欲しいけど、2ドアとサイズがちょっと”、という人には本来、MINIを勧めなくていいし、だからこそMINIの価値があるのだと思っていたのだけれど……。ああ出ちゃったね、というのが正直な感想だ。
ミニバン戦国市場の日本において、求められるものは、シートアレンジの多彩さ。でも、このところ、ひとりで乗ってもちゃんと走るクルマが求められてきた。
キリリとハンサム、エクステリアがカッコ良い!また、インテリアもメタル調のシルバーと黒のツートンでキメ、スポーティかつ品の良いもの。
2月から3月にかけての決算期は最も車が売れる時期。エコカー補助金が終わり、新車購入のメリットが薄まったため、販売店においても今年は中古車のマーケットが活況だという。
ダウンサイジングとよくいうけれど、いざ本当にそうしようと思っても、なかなかめぼしいコンパクトカーがなかったりする。定番過ぎるか、流行りのレトロモダンか、子供だましのホットハッチ風 or 小さな高級車風か。『プリウス』が売れるのも仕方ない。