まずは高速走行からレポートしよう。こうした背の高いクルマは空気抵抗が大きく、横風にも不利だ。そのため、高速走行の安定感や静粛性では、もともと条件が悪い。しかし、厳しい競争の中に生まれた2台は、そんな不利な面を感じさせない走りを見せた。
乱戦模様の2リットル級ミニバン市場において2月、辛くも王者防衛を果たした日産『セレナ』を合計1300kmあまりドライブする機会を得たのでリポートする。
モアスペース系モデルが最もその実力を発揮する「使い勝手」の部分について、個性的な両車の魅力をさぐってみた。