【三菱 eKスペース カスタム T 試乗】フラットで余裕のある走りが持ち味…島崎七生人

試乗記 国産車
三菱eKスペース カスタムT
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ヘッドランプ、バンパー、エンジンフードまで専用化された『eKスペース カスタム』。メッキのグリルは三菱のRV調だ。が、ヘッドランプ部に食い込むナイフのようなメッキ部分は、日産『デイズ ルークス ハイウェイスター』とデザインを両立させている箇所でもある。

ダークトーンの内装も“カスタム”専用。シート表皮は日産のハイウェイスターと共通化?と思いきや、「色味に僅かな差がある」のだそう(標準の『eKスペース』も生地表面の処理が異なる)。奇をてらわない安心感のあるインパネ形状は、ブラック内装でも同様。タッチパネル部のピアノブラック、シルバーの加飾が映える。

後席用のロールサンシェードは今やこのクラスの標準になりつつあるが、天井のリヤサーキュレーターは有効そう。効率的に空調を回す、自宅のリビング的な発想だ。後席はシッカリした座り心地に仕上げられ、260mmのストロークがあるスライド機構も活用できそうだ。

インタークーラーターボで64ps/10.0kgーmの性能のエンジンを搭載、非カスタムのNAモデルと車重の差は20kgということもあり、走りは全域で力強い。とはいえ低速からスムースにボディを引っ張り、運転に手を焼くこともない。サスペンションはカスタムも標準車も設定は共通とのことで、タイヤの差分(165/55R15)、よりフラット感が増しているのを実感した。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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