昭和シェル石油は、4月10日から塩釜油槽所で通常出荷を開始すると発表した。これにより同社グループの油槽所は全て復旧し、震災前と同様の出荷基地体制が確保される。
出光興産は4月4日、伏木油槽所、新潟油槽所から約1400本のドラム缶を出荷するなど、ドラム缶による出荷状況を発表した。
石油連盟は、塩釜地区で実施している石油元売りの油槽所の共同利用で、東北地方向けに震災前の供給量を上回る出荷を開始していると発表した。
石油連盟は、東北地方6県にある営業を停止しているサービスステーション(SS)のうち、79店舗が今週中に再開できる見通しを発表した。
出光興産は、東北地区の給油の混雑を解消するため、岩手、宮城、福島、山形県の4県のサービスステーション(SS)で、当日営業を予定するガソリンスタンドをウェブサイト「営業ガソリンスタンド情報」で4月1日から紹介する。
出光興産は、3月のガソリンの平均卸価格を前月と比べて1リットル当たり9.6円引き上げたと発表した。
昭和シェル石油は、4月2~9日の石油製品の卸価格も震災前の価格に据え置くと発表した。
昭和シェル石油は、東北地方向けの石油製品の供給体制を強化するため、タンクローリーを増車して101台体制に増強したと発表した。
JX日鉱日石エネルギーは4月1日、2011年夏ごろまでに、鹿島製油所での石油製品の生産を再開を目指すと発表した。仙台製油所の生産再開は、相当の時間がかかる見込み。
中東情勢の不安定化などを受けて、じりじりと値を上げているガソリン価格。米国ではガソリン価格高騰を受けて、フォードモーターがCNG(圧縮天然ガス)車の販売強化に乗り出す。