新時代のベンチマークとなる新型『フィット』のプロトタイプに試乗した。
秋に発売が予定される新型『フィット』プロトタイプの試乗の機会を得た。試乗会場に待ち受けていた新しい「フィット」は、従来からのセンタータンクレイアウトのコンセプトを踏襲。
新型『フィット』のプロトタイプ、いちばんインパクトがあったのは、やっぱり「RS」の6MTモデルですね。誤解を恐れずに言っちゃうと、現行型はコスメティックモデル+αな感じが強かったですけど、新型はホットハッチ感が強まっているんです。
プロトタイプだが『フィット』のコンセプトを継承して発展させたモデルとしては基本的には完成度は高いと思う。
新開発のハイブリッド、そしてガソリンの1.5リットルと1.3リットルのプロトタイプを試乗した。
新型『フィット』のなかでもっとも注目を浴びているのがハイブリッドモデルだ。
今回の『フィット』で注目したいのは、1.5リットルのアトキンソンサイクルエンジン+モーターのハイブリッド(HV)仕様。
最も感心したのは、これからのライバルとなるであろうトヨタ『アクア』の燃費を上回ったというハイブリッドモデルの出来栄えだった。
ハイブリッドカーは楽しくないという定説を、次期フィットは打破するかもしれない。価格が何倍もする輸入ハイブリッドカーと比べても、いい勝負しそう。
新型『フィット』の注目モデルは、やはり新方式に切り替えたハイブリッド車(HV)だろう。JC08モードによる社内測定燃費は36.4km/Lであり、トヨタ自動車の『アクア』を上回ってガソリンエンジン搭載車の燃費としては世界トップになる。