車載カメラAI技術が進化、モルフォが最新テクノロジー出展へ…くるまからモビリティへの技術展2025

画像からの三次元再構成技術『Morpho Photogrammetry Toolkit』
  • 画像からの三次元再構成技術『Morpho Photogrammetry Toolkit』
  • Morpho MAS(仮称)」にて、歩行者と自動車それぞれが独立したエージェントとして自律的に行動し、衝突を回避
  • Morpho MAS(仮称)」にて、歩行者と自動車それぞれが独立したエージェントとして自律的に行動し、衝突を回避
  • 撮影しているカメラから任意の被写体(車両、人など)までの距離を数値で表示し、それらの距離をより視覚的に明確化
  • オートキャリブレーション技術『Morpho Visual Calibrator』

モルフォは、11月26日から12月19日までオンラインで開催される「“くるまからモビリティへ”の技術展2025」に出展すると発表した。

【画像全5枚】

車載カメラ映像を活用したAI技術を中心に、画像からの三次元再構成技術やAI単眼カメラによる距離推定、オートキャリブレーション技術などの製品・技術を案内する。

2025年5月にパシフィコ横浜で開催された「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA」で紹介した3製品のアップデート機能も発表予定で、モルフォの別製品との活用事例も説明する。

主要製品には、画像処理の知見を生かし二次元画像系列から高精度な三次元再構成を実現する「Morpho Photogrammetry Toolkit」がある。これにマルチエージェントシミュレーション技術「Morpho MAS(仮称)」を組み合わせ、自動車シミュレータと連携することで、AI向け学習データや評価データを効率的に生成するソリューションを提案する。

また、単眼RGBカメラの画像から物体までの距離を推定可能な「Morpho Distance Scanner」は、追加の測定器が不要で既存の車載カメラを活用できる。物体検出技術「Morpho Deep Detector」と組み合わせ、特定対象物への距離推定を数値化し視覚的に明確化できる。

さらに、AIを用い車載カメラ映像から即座にカメラの位置関係を推定するオートキャリブレーション技術「Morpho Visual Calibrator」も紹介。これにより製造工程のカメラキャリブレーションが簡素化され、設備投資や開発作業の効率化が期待される。多様な車載カメラやセンサーに対応し、マルチビューカメラでの姿勢情報算出も高精度で可能だ。

会期は11月26日から12月19日までで、入場は無料(事前登録制)。詳細は「“くるまからモビリティへ”の技術展2025」公式WEBサイトで確認できる。

モルフォは画像処理とAIを融合した技術開発を進め、スマートフォンや半導体メーカーを中心にグローバルに展開。車載や産業IoT分野にも技術を提供し、イノベーション創出を目指している。

《森脇稔》

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