私は『COTYが普通の人と普通のクルマ選びの参考になれば幸い』との考え方を基本にイヤーカー選びをしている。
「今年は日産『リーフ』で決まり!」投票前からそう囁かれていたのである。いざ、蓋を開けてみれば圧勝。開票がつづくなか、一度もその座を脅かされることなく、「今年のクルマ」に選ばれた。
富士経済は、ハイブリッド自動車や電気自動車などの次世代自動車、非常用電源・系統連系などで使用される電力貯蔵装置などを対象に応用製品市場と搭載される蓄電デバイス・その部材市場について調査した。
モーターショーで何といっても魅力を感じるのは近未来の乗り物を想像させるコンセプトモデルたち。
2009年の東京モーターショーに出展した燃料電池スクーター『バーグマン・フューエルセル・スクーター』が、進化して再出展。700気圧の高圧水素タンクを搭載し、350kmの航続距離を実現している。
スズキブースの主役はメインステージに常設展示される3台のコンセプトカーだが、見どころはそればかりではない。
蓋を開けてみれば、日産『リーフ』がブッチギリでしたね。私も満点の10点はリーフに投じました。
コンセプトを取るのか、クルマとしての完成度を取るのかで、個々の選考委員の評価が分かれた今年のCOTY。最後までどのクルマを選ぶべきか悩んだが、今後の日本の自動車史に大きな意味を与える一台として、私は日産『リーフ』に10点を投じることに決めた。
日産『リーフ』を初試乗したのは3月11日、東日本大震災の当日。あれ以後の日本社会の変化が、ボクがリーフに10点を入れる決断を促した。
12月3日、2011-2012日本カー・オブ・ザ・イヤーに電気自動車の日産『リーフ』が選ばれた。東京モーターショー の日産ブースでは受賞報告が行われ、日産自動車の志賀俊之COOが登場し、受賞の喜びを語った。