日産自動車が7円高の875円と反発。前日取引終了後に前期決算を発表したが、「すでに株価に織り込み済み」との見方が支配的。朝方は機関投資家の利益確定と見られる大口の売りに下げたが、その後は相場全体の動きに引っ張られる形でプラス圏に転じた。
米国株式は3日ぶりに反発したが、持ち合い解消の売りに全体相場は反落。平均株価は一時8000円台を割り込んだ。自動車株は高安まちまち。日産自動車の前3月期は連結経常利益が過去最高の7100億円台となったが、株価は25円安の868円とさえない。
米国株式の下落を受けて安く始まったが、内需関連株中心に買いが入り全体相場は反発。自動車株も全体にしっかりした動きとなった。
りそなホールディングスの公的資金注入の決定を受け、全体相場は3日続落。売り急ぐ動きは見られないが、自動車株はほぼ全面安となった。一方、トヨタ自動車が10円高ながら5日ぶりに反発し、ホンダも50円安の3930円と3日ぶりに反発。
トヨタ自動車が5円安の2670円と4日続落し、日産自動車も11円安の888円と続落。ホンダはSARSの影響で中国での新型車生産の延期を発表したことも嫌気され、80円安の3880円と続落した。前3月期が25%の経常減益となった富士重工業(スバル)は、2円安の432円。マツダは6日ぶりに反落。
株価対策の内容が明らかになったが、材料出尽くし感から全体相場は反落。全面安商状となり、自動車株も下げる銘柄が目立った。ほぼ全面安の中、マツダは1円高の234円と5日続伸。日産ディーゼル工業が1円高の168円と反発した。
株価対策の発表控え、公的年金と見られる買いから全体相場は小反発。自動車株もほぼ全面高となった。こうした中、トヨタ自動車だけがカヤの外。上値の売り圧力が強く、15円安の2710円と続落した。
全体相場は3日ぶりに反落。米国株高を受けて高く始まったが、米財務長官の円高ドル安への為替介入に対する消極的なコメントが嫌気されて下げに転じた。輸出関連株が売られ、自動車株はほほ全面安。
日産自動車が前週末比3円高の941円、ホンダが小幅ながら続伸。新型小型車『ラウム』を発売したトヨタ自動車も小幅高となった。この日決算を発表したマツダが、8円高と人気化。『アテンザ』『デミオ』などの新車効果で連結純利益が2.7倍、今期も大幅増益見込みとあって買いを誘っていた。
株価対策に対する期待から、全体相場は反発。自動車株はほぼ全面高となった。中国市場での新型『サニー』の発売を発表した日産自動車は、前日比18円高の938円と反発。ホンダも50円高の4060円と反発した。