米国株安で警戒感が浮上し、全体相場は6日ぶりに反落。円相場が約半年ぶりの1ドル=125円台前半に進行し、自動車株は前日に引き続き全面安となった。
三菱自動車工業は21日、軽乗用車『eKワゴン』の累計受注台数が5月18日で10万台を突破したと発表した。同モデルは、シンプルでベーシックなデザインなどきめこまかな配慮が好評でスズキ『ワゴンR』」やホンダ『ライフ』に次ぐ人気車になった。
シトロエン・ジャポンは、中期営業戦略「シトロエン・ルージュプログラム」を発表した。同社は今年4月に設立されたフランス・シトロエン社が100%出資した輸入総代理店。
日産自動車は20日、2001年度連結決算を発表した。経営再建計画「日産リバイバルプラン(NRP)」の実行により当期純利益は過去最高となる3723億円となった。今年度から新中期経営計画「日産180」の実施に入っており、新たの目標に向けてスタートした。
米国株高、景気底打ちに対する期待から全体相場は5日続伸。1ドル=125円台への円高進行で警戒感が強まり、自動車株は売りが先行する展開となった。日産自動車が利益確定売りを誘い、富士重工業が急落。
スズキは2002年3月期連結決算を発表した。それによると連結売上高は前年同期比4.2%増の1兆6683億円で3期連続で増益となった。連結営業利益も同15.2%増の585億円と増収増益。海外販売の好調と為替差益で好決算となった。
日産自動車は、上限1000億円、7500万株の自己株式を取得すると発表した。6月20日株主総会で決定する。一部はストックオプション(新株予約権)に充当するが、残りは金庫株として、使途は未定。
日産自動車は、4000万株のストックオプション(新株予約権)を発行すると発表した。6月20日の株主総会で決定する。従来、ストックオプションは新株予約権付き社債しか発行できなかったが、商法改正で、新株予約権が発行できるようになり、実施する。
日産自動車は、1単位当たりの株数を従来の1000株から100株に引き下げると発表した。少額でも購入できるようにして個人投資家を増やし、株価アップを狙う。8月1日から実施する予定だ。
スズキは厳しい経営環境の中でスズキグループが生き残りを図るため、新たな経営目標「スズキ中期3カ年計画」を策定したと発表した。自動車は今後3年間で15の新型モデルを投入して205万台の販売を目指すなどが柱。