米国株安で警戒感が浮上し、全体相場は6日ぶりに反落。円相場が約半年ぶりの1ドル=125円台前半に進行し、自動車株は前日に引き続き全面安となった。
日産自動車が、前日比8円安の990円と続落。富士重工業は業績低迷の見通しから失望売りが相次ぎ、24円安の612円と続落。2日間の下げ幅は100円近くに達し、売り注文が膨らみ出来高も日産を上回った。トヨタ自動車、ホンダも3日続落。前日戦略車『アテンザ』を投入したマツダも続落した。
大手3社を筆頭に前3月期の決算は絶好調だったが、ここにきて買い材料になってきた円相場の動きが逆転。円高の進行で、にわかに先行きの業績に対する警戒感が強まってきた。全面安の中、日産ディーゼル工業が小幅ながら4日続伸。