米国株高、景気底打ちに対する期待から全体相場は5日続伸。1ドル=125円台への円高進行で警戒感が強まり、自動車株は売りが先行する展開となった。
日産自動車が、前週末比26円安の998円と4営業日ぶりに1000円台を割り込んだ。8連騰した後だけに、円高が利益確定売りを誘う動きとなった。トヨタ自動車、ホンダも続落し、三菱自動車工業、マツダも安い。今3月期は1ドル=125円水準の為替レートを設定しており、このレベルでとどまるかどうかが焦点となってくる。
富士重工業が72円安の636円と急落。前週末のアナリストミーティングで、今期に続き来期も減益となる見通しを明らかにしたもようで、失望売りが相次いだ。