ごろ感の買いが幅広く入り、全体相場は急反発。平均株価は今年3番目の上げ幅となり、11月10日以来3週間ぶりに1万400円台を回復した。自動車株は全面高。
日本自動車販売協会連合会が1日発表した11月の新車販売台数(登録車)は、前の年の同じ月にくらべ、6.6%減の30万9668台となり、3カ月ぶりに減少した。トヨタ自動車、日産自動車、ホンダの3社が揃って前年同月実績を下回った。
全国軽自動車協会連合会が1日発表した11月の軽自動車新車販売速報は、前年同月にくらべ1.1%減の14万8033台となり、2カ月ぶりのマイナスになった。シェアトップのスズキが2カ月ぶり、第2位のダイハツ工業も11カ月ぶりのマイナスになった。
日本自動車販売協会連合会が1日発表した11月の新車登録速報(軽自動車除く)によると、ホンダは前年同月比40.3%減の3万2021台にとどまった。登録車のマイナス幅としては、今年最大となった。
日本自動車工業会北米事務所は、英文冊子『A New American Dynamic』を発行したと発表した。この冊子は、米国における日本の自動車メーカーの雇用と投資に焦点をあてて、活動状況、環境対応車など、最新技術への取り組みを紹介している。
三菱自動車工業は、同社会長で、10月28日に急逝した故・園部孝氏の「お別れ会」を開催した。同社本社である東京都港区の品川三菱ビルで11時30分から13時まで開かれたお別れ会には、三菱グループ各社、自工会各社、取引先などの幹部など、約2500人が参列した。
あしぎんフィナンシャルグループに対する公的資金注入報道で買いが控えられ、全体相場は4日ぶりに反落。自動車株は総じてしっかりした動きだった。
日本自動車工業会が28日発表した10月の四輪車輸出実績は、前の年の同じ月にくらべ2.9%増の41万4428台となり、2カ月連続で増加した。アジア、EU(欧州連合)向けが増加した。
日産ディーゼル工業は、臨時株主総会後の取締役会で、総額1060億円の第三者割当増資を実施すると発表した。日産自動車と銀行団に1060億円の優先株を発行するとともに、ルノーから無償譲渡された自社株の消却を決議した。
日本自動車工業会が発表した10月の自動車生産実績は、前年同月比2.2%増の93万2088台となり、2カ月連続でプラスとなった。1月からの累計は860万3263台で、1000万台突破は微妙だ。