ホンダは、賃金に対する成果主義を徹底するため、組合員である主任級の社員の定期昇給を昨年10月で廃止した。2003年度から成果に応じて月給部分を査定する。同年度から06年度までは昇給がなくなる人も出る。さらに07年度からはこの制度を完全実施し、場合によっては前年度より最大で1万円程度賃下げになるケースもあるという。
ダイハツ工業は24日、中国の第一汽車グループ、一汽華利汽車有限公司(天津市)に、小型SUV(スポーツユーティリティビークル)『テリオス』の、技術ライセンスを提供することを決め、同日、契約を締結した、と発表した。
自動車用シートの大手メーカー、タチエスは24日、中国江蘇省に、自動車用シートおよびシート部品の生産会社を2月に設立する、と発表した。当面、日本向けに、シートトリムカバーを輸出し、将来は中国国内向けの生産も行う。
ヤナセは、事故車両の修理作業効率化のため、損保ジャパン、あいおい損保との間で「画像データを活用した保険協定業務」(保険インターフェイス)を大阪地区で開始すると発表した。
日産自動車労働組合は、今春闘で、1000円のベア(ベースアップ)を要求する執行部原案を決めた。2月7日の代議員会で決定して12日に会社側に提出する。
GMテクニカルセンターの元従業員で、「クルマの安全性にかかわる部分の査察を請け負っていた」とする男性が、GMを相手に訴訟を起こした。その内容は「GMが欠陥を指摘されたにもかかわらず揉み消していた」という衝撃的なもの。
日野自動車は22日、インドネシアの事業体制を強化する、と発表した。現地資本との合弁による製造・販売会社から、販売部門を分離するとともに、新工場を建設する。製造販売体制の再構築により、日野主導色を強め、インドネシアおよび東南アジア市場でのプレゼンスを高める。
スズキの次期社長に決まった津田紘専務は、主としてエンジン開発に従事してきた技術屋だ。しかし、本社のある浜松一辺倒でなく、1980年からは開発部主査、横浜研究所次長として15年間首都圏に勤務し、学者や官僚などの人脈も幅広い。本人も「この時培った人脈が大きな財産」という。
日産自動車の英国工場がストライキに突入するとの観測が高まっている。スト突入となれば英国に進出している日本車メーカーとしては初めてとなる。
スズキは2002年の販売・生産実績と2003年の見通しを発表した。それによると2003年の四輪車の生産は前年比2%増の182万6000台を目指す。2002年は国内生産、海外生産ともに好調で同11%増の179万8089台となったが、2003年は低い伸び率となる見通し。