70年1月、『サニー』はひと足早く2代目を送り出し「隣のクルマが小さく見えます」のコピーで『カローラ』に挑みかかった。その年の5月、カローラは初めてのモデルチェンジを断行する。
日産『サニー』とともにコンパクト・ファミリーカー市場の牽引車となり、今なお世界中の人々に愛されているクルマがトヨタの『カローラ』である。その初代モデルは、サニー1000が発売された半年後の1966年10月にデビューを飾った。最初に市場に投入したのは、セミファストバックのスタイリッシュな2ドアセダンだ。
7人乗りコンパクト・スポーツ・ミニバンの先駆車であるホンダ『ストリーム』が7月半ばにモデルチェンジを敢行する。2代目は1.8リッターと2リッターモデルでシリーズを構成するようだ。
スズキの『スイフト』に10点を入れた理由ですが、等身大のクルマでリーズナブルな価格のなかで、クルマ全体の質感が高かったこと。
今年は国産セダン3つ巴の年だったと思います。そのなかでも『クラウン』に10点を入れました。
2001年、スバルはWRCに発売されたばかりの2代目インプレッサを持ち込んだ。ドライバーは00年に4勝を挙げながらシリーズ2位に終わったリチャード・バーンズを筆頭に、ノルウェー期待のペター・ソルベルグ、そしてM・マーティンと新井敏弘である。
99年はリチャード・バーンズとユハ・カンクネンのコンビでWRCに打って出た。マシンは熟成の域に達した『インプレッサ』だ。序盤戦は99年モデルで戦い、第3戦のサファリ・ラリーでバーンズが勝利を収め、カンクネンも2位になるなど、有終の美を飾っている。
DOHCターボに4輪駆動の組み合わせでは勝てるクルマが決まってしまう、とヨーロッパの自動車メーカーが不満をもらし、2リッター自然吸気エンジンを積む前輪駆動車によるフォーミュラ2、その救済策となったキットカー構想が浮上した。
『インプレッサ』が誕生したのは1992年秋のことである。発表されたばかりのインプレッサWRXはすぐに英国のプロドライブ社に持ち込まれ、ラリー仕様に仕立てられた。
世界ラリー選手権(WRC)に初めて4輪駆動(AWD)車を送り出したのはスバルである。1980年のサファリ・ラリーに、2台の『レオーネ・スイングバック4WD』を投入した。以来、サファリ・ラリーを中心にWRCに挑み続けている……。