スバルのスポーツセクションを担っているSTI自慢のコンプリートカーが「tS」シリーズだ。『フォレスター tS』は、SUVのなかで世界一楽しい走りを目指して開発された。
今年はヴィンテージイヤーだった。自動車ジャーナリストやクルマ好きだけでなく、購入を検討しているユーザーにも魅力的な新車が数多く登場している。そのため、どこにウエイトを置くかによって評価が変わるクルマもあった。
『インプレッサ』一族のフラッグシップから、スバルのフラッグシップへと成長を遂げたのが最新の『WRXシリーズ』だ。
走り出してわずか1kmほど走っただけでポテンシャルの高さが分かる。これが「W205」を名乗る第5世代(190シリーズから数えて)のメルセデスベンツ『Cクラス』だ。
『エクスプローラー』や『クーガ』を見れば分かるように、フォードはSUVを得意とする自動車メーカーである。『エスケープ』の下のクラスを受け持つクロスオーバーSUVとして送り出されたのが『エコスポーツ』だ。
マツダ『アクセラ』を鹿児島で行われた長距離試乗会で走らせた。そのとき、強く印象に残ったのは、絶妙なドライビングポジションだ。ステアリングだけでなく、シートも調整しやすい。また、ペダル配置も適切だから、2日間、乗り続けても疲れが少なかった。
不具合のあった駆動用バッテリーに対策を施した『アウトランダーPHEV』は、発売前に乗ったクルマより制御が緻密になり、走りと快適性に磨きがかけられていた。
ステアリングを握っての感想は「乗っていて楽しく、飽きない」ということだ。EVモードのままで何km走れるかチャレンジする楽しみがあるし、HVモードと走りの違いをチェックする面白さもある。
最近のアメ車は侮れない、と言うのが試乗しての印象だ。ターボと直噴方式の助けを借りているとはいえ、排気量は2リットルだから、乗る前は心配だった。なにしろ車重は2tを超えている。だが、走らせてみると元気いっぱいだった。
背は高いし、デザインもSUVチックだが、『クーガ』はワゴンのように正確なハンドリング性能と軽快なフットワーク、そして高い剛性感を身につけている。