三菱自動車は、米国市場向け中長期成長戦略「モメンタム2030」のアップデートを発表した。
同社はこれに先立ち、招待制のディーラー向け非公開会議を開催。経営幹部が今後の製品計画や戦略的取り組みを共有するとともに、製品主導の成長を支える新モデルのコンセプトやデザインを披露した。
■4つの戦略的柱
三菱アウトランダー(米国仕様)モメンタム2030は4本柱で構成される。
・電動化への道筋
・北米市場でのラインナップ刷新・拡充
・小売販売モデルの近代化
・販売網の拡大と持続的な販売成長
北米戦略の中核となるのは、アドベンチャー志向・オフロード対応車両へのラインナップ強化だ。顧客需要がよりタフで多用途な製品へとシフトするなか、三菱自動車はこれらの成長セグメントでの存在感を高める車両でポートフォリオを拡充する方針を示した。
また、日産との協業を通じて北米ピックアップトラックセグメントへの再参入を計画していることも明らかにした。
■近い将来の製品計画
三菱 エクリプス スポーツバックEV
三菱自動車は今秋、新型の電気自動車(EV)『エクリプス スポーツバックEV』(日産『リーフ』のOEM)を米国市場に投入する予定だ。続いて2027年第1四半期には、オフロード性能に特化した『アウトランダー』の派生モデルを発売する。モデル名は今後数カ月以内に発表される。
これにより、現在4車種の米国ラインナップは2027年までに6車種へと拡大される。具体的には、『アウトランダー スポーツ』(日本名:『RVR』)、『エクリプス クロス』、エクリプス スポーツバック EV、アウトランダー、『アウトランダー プラグインハイブリッド』、そして新型オフロード仕様アウトランダー派生モデルとなる。
■パジェロ(モンテロ)の復活
三菱 パジェロ 新型三菱自動車の日本本社は、伝説的なネームプレート『パジェロ』(北米名:『モンテロ』)の復活を発表した。米国への導入については現時点で決定していないが、このモデルの復活はブランドの象徴的な名称を取り戻すものとして、グローバルでのブランド強化につながるとしている。
三菱自動車北米法人の社長兼CEOであるマーク・チャフィン氏は「モメンタム2030を発表した当初、これほど野心的なビジョンが実現できるのかと疑問視する声も多かった。しかし今日、そのビジョンは形になりつつある。米国市場への道筋は明確だ」と述べている。










