富士キメラ総研は、「「車載電装デバイス&コンポーネンツ総調査2026 上巻:システム/デバイス編」」を発表した。2035年に向けて市場は拡大を続け、「電動化」「ADAS高度化」「ソフトウェア化」という3つの軸で構造転換が進むという。
◆2035年に向けて市場は拡大を続ける
2025年の車載電装システム市場は57兆4276億円(前年比13.6%増)と見込まれ、2035年には85兆6856億円(2024年比69.5%増)に拡大する見通しだ。電動車の増加に伴うxEV系、ADAS普及による走行安全系、機能高度化によるボディ系の伸びが市場を押し上げる。
●自動運転システムは2.2倍規模に
中でも注目されるのがADAS/自動運転システムで、2035年には4兆0938億円(同2.2倍)に拡大する。ミリ波レーダーなどセンシングデバイスのコスト低下やAEB(自動緊急ブレーキ)の搭載義務化を背景に、すでに先進国では搭載率が約70%に達している。今後は新興国での普及とともに、センサーの多機能化・搭載数増加、高機能化が市場成長を支える見通しである。いっぽう、レベル3以上の自動運転は商用車や高級車を中心に限定的な普及にとどまり、段階的な拡大が想定されている。


