WHILLは、ジャパンモビリティショー2025に、新規事業「WHILL電動モビリティプラットフォーム」を出展した。
【画像】WHILLの新事業「WHILL電動モビリティプラットフォーム」
この新規事業が、ジャパンモビリティショー2025の「Startup Future Factory Pitch Contest & Awards」ミドル/レイター部門でファイナリストに選出された。同事業は長年の技術と知見を活かし、歩行領域ロボットの足回りを支えるモビリティの基盤を開発・提供するもの。10月31日の決勝ピッチでは、同事業統括の堀出氏がプレゼンテーションを行った。世界的な少子高齢化の進展により、物流や警備、農業分野での人手不足解消と新技術の発展に寄与する点が高く評価された。
Pitch Contest & Awardsはスタートアップと企業を結び付け、技術やアイデアでモビリティ産業の拡大を目指す場。WHILL社の電動モビリティプラットフォーム事業は多様な観点からの審査を経てファイナリストに選ばれた。決勝ピッチでは2023年4月の道路交通法改正によりロボットの公道走行が可能となり、高齢化に伴う人手不足解消のため配送や清掃、物流分野でのロボット実装が求められている現状が説明された。一方で、ロボットを一から開発すると長期間と多額のコスト、部品の安定調達が課題となる。WHILL社の電動モビリティプラットフォームは、多様なニーズや活用シーンに合わせたカスタマイズ可能な足回りを提供し、ロボット開発の負担を軽減しながら、顧客がロボット本体の開発に専念できる環境を整備する。
同事業は「with Mobility: モビリティとともに。拡がる体験、新たな仕組み。」のテーマでジャパンモビリティショー2025に出展。東京ビッグサイトの西2ホール1階Startup Future Factory「暮らす-8」のブースでは、ロボット台車やオムニプラットフォーム、作業専用モビリティの展示・紹介を行っている。
さらにWHILL社は「足回りから未来の社会を創る」を掲げ、物流、配送、警備、オフィス、農業など幅広い分野のパートナーと連携・共創を進めている。今後もグローバルでのハードウェアとソフトウェア両面の展開によって、近距離移動におけるプロダクトとサービスの両輪で、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」ミッションの実現を目指している。





