ヒョンデ傘下のキアは、小型SUV『ストニック』の改良新型を欧州で発表した。
同社の「Opposites United」デザイン哲学を採用し、より大胆で表現力豊かなクロスオーバーに生まれ変わった。
外観では、キアのスターマップシグネチャーライティングを採用したフロントフェイシアや、より構造的なフロントグリル、新しいテールゲートレイアウトなどを導入。全長は前後バンパーの再設計により25mm延長された。新色としてアドベンチャラスグリーンとヨットブルーを追加している。
パワートレインは、欧州の多様な電動化ニーズに対応するため、1.0L T-GDIガソリンエンジンを設定。100psの標準版と115psのマイルドハイブリッド版を用意し、6速マニュアルまたは7速デュアルクラッチ自動変速機を組み合わせる。
内装では、Bセグメントクロスオーバーとして新基準となる12.3インチパノラマデュアルディスプレイを搭載。インフォテインメントと車両情報を統合表示する。従来のHVACコントロールに代わってマルチモードタッチディスプレイを採用し、気候設定とインフォテインメントメニューの切り替えが容易になった。
安全装備では、リアバンパーのレーダーセンサーを使用するブラインドスポット衝突回避アシストや、GPS データを活用してカーブ進入前に自動減速するナビゲーション連動スマートクルーズコントロールなど、上級セグメント並みの先進運転支援システムを搭載している。
コネクティビティ機能では、キアコネクトによるクラウドベースサービスやリアルタイム車両診断を提供。スマートフォンやスマートウォッチで車両の解錠・始動が可能なデジタルキー機能も搭載している。