メルセデスベンツ、全固体電池搭載『EQS』で1205km無充電走行を達成

メルセデスベンツが全固体電池搭載『EQS』で1205km無充電走行を達成
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メルセデスベンツは9月9日、全固体電池を搭載した『EQS』のテスト車両でドイツのシュトゥットガルトからスウェーデンのマルメまで1205kmを無充電で走行することに成功したと発表した。

【画像】メルセデスベンツが全固体電池搭載『EQS』で1205km無充電走行

この記録は、同社の『Vision EQXX』がシュトゥットガルト・シルバーストーン間で樹立した従来記録を3km上回るもので、マルメ到着時には137kmの航続距離が残っていた。

今回使用された全固体電池システムは、メルセデスAMGハイパフォーマンス・パワートレインズ(HPP)との共同開発によるもの。リチウムメタル電池セルは米国のファクトリアル・エナジー製で、FEST技術をベースとしている。

全固体電池には、充放電時の電池セル体積変化に対応するため空気圧アクチュエーターを装備。これにより長期間にわたって電池の安定動作を確保している。

バッテリーの使用可能エネルギー容量は25%向上した一方、重量とサイズは標準EQSバッテリーと同等を維持。パッシブエアフロー冷却により、さらなる軽量化とエネルギー効率向上を実現している。

走行ルートはドイツとデンマークを通るA7およびE20高速道路を使用。エレクトリック・インテリジェンス機能により、地形、交通状況、気温、冷暖房エネルギー需要を考慮した最適ルートを算出した。

メルセデスベンツは2月に全固体電池の公道テストを発表しており、今回の長距離走行は包括的な検証プログラムの一環として実施された。

《森脇稔》

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