キャンピングカー株式会社は 2025 年9月1日、8月の月間キャンピングカー人気ランキング(MVC)を発表した。月間MVCは同社が運営するキャンピングカーの情報サイト「キャンピングカー比較ナビ」内で人気のあるキャンピングカーの閲覧数をもとに集計されている。
8月のキャンピングカー人気ランキングTop10は以下の通り。
[1位]バグトラック・パネルバン(CAR FACTORY TARBOW) 軽キャンパー
[2位]narrow銀河(OMC) バンコン
[3位]DISCOVERY 1(JPスター) キャブコン
[4位]N-VAN COMPO(ホワイトハウス) 軽キャンパー
[5位]CORO(コロ ) キャンピングトレーラー
[6位]Happy 1 premium(JPスター) 軽キャンパー
[7位]Puppy Fullhouse(キャンパー厚木) キャブコン
[8位]Rex690(レックス ロッピャクキュウジュウ) キャブコン
[9位]Puppy480/パピィ480 キャブコン
[10位]キャンパー・アルトピアーノ・ミニ(トヨタモビリティ神奈川) 軽キャンパー
◆ベース車両の多様化が生む新たなトレンドと「3つのキーワード」

2024年から2025年にかけてのトレンドは「多様化」「電化」「ライフスタイルの拠点化」という3つのキーワードで読み解くことができる。市場の拡大とともに、ユーザーのニーズに合わせた様々なスタイルのキャンピングカーが登場、技術の進化がその可能性を広げている。
キャンピングカーの国内生産台数の半数以上を占めるのがトヨタ『ハイエース』や日産『キャラバン』をベースにした「バンコン」だ。外観は普通のバンでありながら内装は本格的でバランスの良さから根強い人気を誇る。
小型なものでは、「軽キャンパー」やミニバンベースのモデルが普段使いの便などからエントリーモデルとして販売台数を伸ばしている。

また、電化技術技術革新、「電化」の波はキャンピングカーの快適性を劇的に向上させた。近年のモデルでは、大容量のリチウムイオンバッテリーとソーラーパネルを標準で搭載するものが増え、エンジンを停止した状態でも消費電力の大きい家電を気兼ねなく使用できるようになった。7月に続きランキング首位の『バグトラック・パネルバン』も待望のエアコン搭載オプションが追加され注目されている。
レジャーでの快適性を向上させると共に、通信環境を持つワーケーション、電力を備える防災シェルターといった「移動拠点」として活躍の幅が広がっている。