英国マツダが、新型EVセダンの『マツダ6e』を8月22~24日に開催される「カーフェスト2025」で英国一般初公開する。
同イベントは司会者クリス・エバンスが創設した3日間のフェスティバルで、今年で14回目を迎える。車だけでなく音楽やコメディ、料理デモンストレーションなど家族向けの多彩なアクティビティを用意し、これまでに英国の児童慈善団体に2700万ポンド以上を寄付している。
マツダ6eは1月のブリュッセルモーターショーで世界初公開されており、カーフェストでは来場者が2026年の英国ショールーム展開に先駆けて実車を見学できる。
同車は68.8kWhと80kWhの2つのバッテリー仕様を用意している。68.8kWh版は最大483kmの航続距離を持ち、200kW DC充電により10-80%充電が22分で完了する。電気モーターは258psを発生し、0-100km/h加速は7.6秒だ。

80kWh版は最大555kmの航続距離を実現し、244psで0-100km/h、加速は7.8秒となる。両仕様とも320Nmのトルクを発生し、後輪駆動レイアウトを採用している。
デザインは「完璧に作り上げられた電動化デザイン」のコンセプトの下、マツダの「魂動デザイン」の次世代進化を表現している。フレームレスドア、統合ドアハンドル、グリル周りの光るシグネチャーウィングライトなどが特徴的だ。充電時にはウィングが羽ばたくように見えるイルミネーションも搭載している。
内装は日本の「間」の概念にインスパイアされ、パノラマルーフによる開放感を演出している。14.6インチタッチスクリーンと10.2インチインストルメントセット、拡張現実ヘッドアップディスプレイを装備する。330リットルのトランクと70リットルのフロントトランクにより実用性も確保している。
