ジープ『コンパス』新型に「ファーストエディション」、全車電動化…今夏英国受注開始へ

ジープ『コンパス』新型
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ジープは、小型SUV『コンパス』新型の「ファーストエディション」の受注を、2025年第3四半期(7~9月)に英国で開始すると発表した。現地価格は3万5700ポンド(約707万円)からとなる。

ヨーロッパ市場全体の約4分の1を占める最も競争の激しい乗用車セグメントにおいて、新型コンパスは顧客のあらゆるニーズに応える幅広いパワートレインラインナップで期待を再定義するという。

『コンパス ファーストエディション』は、ジープらしい大胆なデザインを強化する専用スタイリングを特徴とする限定モデルだ。また、コンパスで初となるフルエレクトリックパワートレインを搭載し、前輪駆動で最大310マイル(約500km)の航続距離を実現する。

フルエレクトリック仕様では、74kWhバッテリーと213hp、345Nmのトルクを発生する電気モーターを搭載。160kWの急速DC充電により、20-80%の充電時間は30分となっている。

e-ハイブリッド仕様のコンパス ファーストエディションは、1.2リッター3気筒エンジンに21kWhの電気モーターを組み合わせ、最高出力145hpを発生する。このパワートレインは充電不要で市街地での低速電動走行が可能だ。

e-ハイブリッドとフルエレクトリック以外にも、51マイルの電動走行が可能なプラグインハイブリッド仕様や、402マイルの航続距離を持つ230hp二輪駆動仕様、372マイルの航続距離を持つ四輪駆動仕様も用意される。

新型コンパスは、最大200mmの最低地上高、アプローチアングル20度、ブレークオーバーアングル15度、デパーチャーアングル26度を実現し、厳しい地形にも対応する。最大470mmの渡河深度も確保している。全仕様に標準装備されるセレクテレインシステムにより、運転条件に応じたモード切り替えが可能だ。

《森脇稔》

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