BMWは4月15日、MINIブランドの『クーパー』、『エースマン』などの高電圧バッテリーについて、製造工程の不備によって短絡する恐れがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。
対象となるのは2024年4~9月に製造された『MINIクーパーE / SE』、『MINIエースマンE / SE』の4車種、合計37台。
搭載される高電圧バッテリーの製造工程の不備によって電極が折れ曲がりセパレーターが損傷することがある。そのため、バッテリー内で短絡が発生し、最大容量が制限されたり、最悪の場合火災に至る恐れがあるという。
これに対し、BMWは対象車両の使用者へダイレクトメール等で通知の上、全車両のバッテリーを良品に交換する。
これまでにこの件に係る不具合や事故は報告されていない。
本件は、すでに2024年12月19日付けでリコールを届け出ていたが、対象範囲が拡大したため追加で届け出た。