ヤマハ発動機は、21日に開幕した「大阪モーターサイクルショー2025」で新型の125cc原付2種スクーター『Fazzio(ファッジオ)』をサプライズ初公開した。現時点では「市販予定車」としての参考出品だが、2025年秋以降に発売予定だとしている。
ファッジオはヤマハが、インドネシアをはじめアジアで販売する125ccクラスのスクーターで、ファッション性の高さからZ世代の若者を中心に爆発的な人気となっているモデル。2024年10月に新型が投入されると、発売5時間で1000台をオンライン販売したという話題も振り撒いていた。

ファッジオは、レトロ感と未来感を掛け合わせたような「クラッシー(おしゃれ)」な外観が特徴。多彩なカラーバリエーションの展開もあって、Z世代の若者が自分を表現する手段としても受け入れられているという。環境に優しい125ccのBlue Coreハイブリッドエンジンを搭載し、現地のメディア試乗では68.9km/リットルという低燃費を実現したという。また、スマートフォンと連携できるY-Connect機能や、スマートキーシステムなど、現代のライフスタイルに適した機能も充実している。
新型が発表されると、日本のSNSでも導入に期待する声が多く見られた。日本でも人気の原付2種カテゴリーだけに、注目度も高い。

現時点では日本仕様の詳細なども明かされていない。インドネシアでは約20万円から購入できることも人気の理由のひとつとなっているが、日本でも若者の心を掴むことができるか、続報に注目だ。
大阪モーターサイクルショー2025ではファッジオのほか、日本市場向けに開発された新色をまとった『XSR900』をはじめ発表されたばかりの2025年モデルが所狭しと並べられている。またがり試乗も可能なので、購入を検討するファンは要注目だ。