上海汽車集団(SAIC)傘下のEVブランド、智己汽車(IM Motors)は、主力電動SUV『LS6』の改良新型を発表した。LS6は中国の中大型電気SUV市場で6台に1台のシェアを獲得し、販売首位に躍進している。
改良新型は大幅な進化を遂げた。先進的なデジタルプラットフォームや四輪操舵システム、業界トップクラスの自動運転技術、5人乗りの快適な室内空間など、ハイエンドな装備を満載している。
大幅な進化にもかかわらず価格を据え置いた。5つのグレードを用意し、21.99万~28.29万元の価格帯で販売される。これにより、20万元クラスの電気SUVで最高のコストパフォーマンスを実現したという。

改良新型LS6の最大の特徴は、「移動型劇場」としての体験の追求だ。2960mmの長いホイールベースと85%以上の室内空間効率により、広々とした5人乗りの空間を実現。さらに、MPV並みの大画面の17.3インチの3K高解像度ディスプレイと21個のスピーカーによる7.1.4chサラウンドシステムを搭載し、本格的な映画館のような体験を提供する。
インテリジェント機能も大幅に強化された。年内には「駐車場から駐車場まで」の完全自動運転を実現する計画だ。また、アリババ傘下の斑馬智行と共同開発した「AIエコシステム」を搭載し、500以上の機能や体験の最適化を図っている。