日産自動車は2024年度第3四半期決算発表会において、今後の新車計画を明らかにした。同社は2025年度から2026年度にかけて、プラグインハイブリッド(PHEV)を搭載した新型車を投入するほか、新型の軽自動車や大型ミニバンを市場に投入する。
さらに、次世代の日産『リーフ』や新型コンパクトEVに加え、中国市場では新型の新エネルギー車(NEV)を投入し、EVラインアップを強化する方針だ。これらの新車投入により、日産は商品力のさらなる強化を図る。
特筆すべきは、第3世代e-POWERの開発だ。初代e-POWERと比較して燃費は20%向上し、コストは20%削減するなど、大幅な性能向上を実現する。特に高速走行時の燃費については、第2世代e-POWER比で15%改善。欧州においてトップクラスの燃費を実現し、米国でも大幅な燃費改善を達成するという。

日産は車両の知能化にも注力する。2026年度までに日産独自のインテリジェントコックピットや新たな運転支援技術を新型車に導入する計画だ。さらに今後数年でドアツードアの自動運転技術を導入し、2027年度には日本にてドライバーレスモビリティサービスの事業化を目指すという野心的な目標も掲げている。
これらの新型車投入、市場拡大、戦略的な取り組みの組み合わせにより、日産は2025年度から2026年度にかけて、商品の刷新や新しいセグメントへの参入を通じて販売台数を増加させる計画だ。
日産のこの新車計画は、自動車業界の電動化や自動運転化の潮流に乗り遅れまいとする同社の積極的な姿勢を示している。特にPHEVやEVの強化は、各国の環境規制強化に対応する動きともいえる。
一方で、これらの新技術開発や新車投入には多額の投資が必要となる。日産がこれらの投資を収益性の向上につなげられるか、今後の経営手腕が問われることになる。