米国初の「ファーストクラスAI-MPV」、ファラデー・フューチャーが開発中…CES 2025

ファラデー・フューチャーが公開しているAI搭載高級ミニバン「FX Super One」のティザー写真
  • ファラデー・フューチャーが公開しているAI搭載高級ミニバン「FX Super One」のティザー写真
  • ファラデー・フューチャー FF 91(参考)
  • ファラデー・フューチャーの新型EV『FX』のプロトタイプ

米国のEVメーカーのファラデー・フューチャーは、「CES 2025」において、同社初となるAI搭載高級ミニバン『FX Super One』の製品戦略を発表した。米国市場でも初めての「ファーストクラスAI-MPV」と位置付ける。

「ビジョナリーと家族のためのAIファーストクラス」をスローガンに掲げる「FX Super One」は、著名人やビジネスリーダー、そしてその家族をターゲットとしている。個人使用と家族のニーズを融合させ、多様なモビリティとライフスタイルの要求に応える設計となっている。

同社は、この新製品が、2倍の性能を半分の価格で実現し、米国の高級MPV市場に新たな選択肢を提供する、と主張している。これにより、パーソナライズされた贅沢な移動体験を再定義し、米国自動車市場で大きな成功を収める可能性があるとしている。

ファラデー・フューチャーは最近数か月で大きな進展を遂げており、2024年9月以降、2回の資金調達を通じて6000万ドルを確保した。これにより、FX戦略の実行を支援する資金を得ている。

「FX Super One」は、米国のAIEV(AI搭載電気自動車)産業に全く新しいカテゴリーを創出し、構造的な市場ギャップを埋めることを目指している。同社は、この製品が産業全体とバリューチェーンを活性化させ、米国AIEV部門の触媒として機能することを期待している。

この新しい高級AI-MPVの登場により、米国の電気自動車市場はさらなる競争と革新が促進されることが予想されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV

特集