<講師>
SBD Automotive ジャパン 製品企画・技術戦略調査 シニアコンサルティングスペシャリスト 大塚真大 氏
2024年のCESをAIにおけるカンブリア紀の大爆発になぞらえると、2025年は昨年ほどのインパクトは全体として薄かったように思える。だがこれはAIがトーンダウンしたのではなく、より当たり前の技術として展示の中に組み込まれていたからであろう。
一方で自動車関連の展示では、SDV関連の展示の増加が昨年と比較しても目立っていた。展示に参加したOEMは次世代の車両で使用する技術について以前よりも詳細なロードマップや具体的な実装を展示しており、業界の中でのSDVの解像度が一段階高まったことがうかがえた。
本講演では、そのようなCESでのトレンドを踏まえつつ、弊社が把握するSDV関連での最新の動向を紹介する。
1.SDVの定義とその影響について
(1)SBDが定義するSDV
(2)OEMがSDVに期待するビジネス変革とその現状
(3)中国OEMのCES参戦とその技術
2.CESトレンド1:AI
(1)様々な領域で利用されるAI
(2)注目のAI活用ツール・ソリューション(自動車部門)
(3)中国OEMのAIに関する取り組み
3.CESトレンド2:HMI
(1)進化し続けるディスプレイ技術
(2)乗員検知技術とその付加価値
4.CESトレンド3:SDV
(1)チップベンダーのSDVプラットフォームソリューション
(2)シフトレフトを支えるソリューション
(3)OEMの主要な発表
5.質疑応答