ステランティスジャパンはジープのBEV、『アベンジャー』の日本導入を開始した。あえてジープのBEVをなぜ日本で販売するのか。商品担当に話を聞いた。

◆既に100台以上
9月26日の発表以前にティザーは行ってはいたものの、それほど積極的な展開ではなかったにも関わらず、現在まで100台以上の受注があったアベンジャー。
そのユーザーは、これまでジープユーザーではない、「新規顧客です」と話すのは、ステランティスジャパンでジープのプロダクトジェネラルマネージャーを務める渡邊由紀さんだ。今回ジープブランドとして新たにアベンジャーのCMを打った。「それを見て検討開始したケースが多いようです」という。これまでのジープユーザーは、「自動的にジープのウェブサイトに来て興味を持つのがいつも流れ」と大きく異なる様相を呈しており、渡邊さんはこの流れを想定していたそうだ。

購入理由は、「小さくて乗りやすいこと。ジープブランドはもともと気にはなってはいたものの、大きくて無骨で、あまり燃費良くないというイメージがあったようです。しかしアベンジャーであれば、ジープに乗ったことはないけれど、乗りやすそうだし、環境にも優しいので」と購入に結びついているという。