日本におけるライドシェアの現状と展望…現代文化研究所 上席主任研究員 岡田彰氏[インタビュー]

日本におけるライドシェアの現状と展望…現代文化研究所 上席主任研究員 岡田彰氏[インタビュー]
  • 日本におけるライドシェアの現状と展望…現代文化研究所 上席主任研究員 岡田彰氏[インタビュー]

来たる6月27日、オンラインセミナー「日本型ライドシェア開始から3ヶ月~都市・地方の展望と課題~」が開催される。セミナーに登壇するのは、株式会社現代文化研究所 調査研究第2領域 上席主任研究員の岡田彰氏 。

2024年4月に始まった日本版ライドシェアは、新たな移動手段としての期待が高まる一方で、法規制、安全性、タクシー業界との共存、利用者の受容性など、解決すべき課題が数多く存在する。

また地方部におけるライドシェアも、交通難民など深刻な課題への対策として各地で取り組みが進んでいる。

今回のセミナーは以下のテーマで進められる。

1.ライドシェアの取り組み経緯と現状
2.「日本型ライドシェア」による都市型ライドシェアの現状と課題
3.地方部における移動問題の現状と課題
4.今後に向けて

セミナーの見どころを岡田氏に聞いた。

■日本型ライドシェアの課題とは

---:今回のセミナーでご紹介いただく各地のライドシェアの取り組みと現状について、具体的にはどのような内容になるでしょうか。

岡田:大きく二つに分けてお話ししたいと思っています。一つは4月から始まった日本型ライドシェアについて。もう一つは地方でのライドシェアの取り組みです。地方では移動に困っている方々に対する対策として限定的に認められている事例もあり、それらを整理しながらお話ししたいと思います。それぞれの取り組みや現状について整理し、ライドシェアの理解を深めることが目的です。

---:ではまず、日本型ライドシェアによる都市型ライドシェアの現状と課題について伺いたいと思います。4月から日本型ライドシェアが開始されたということですが、現状を整理していただけますか?


《佐藤耕一》

日本自動車ジャーナリスト協会会員 佐藤耕一

自動車メディアの副編集長として活動したのち、IT企業にて自動車メーカー・サプライヤー向けのビジネス開発を経験し、のち独立。EV・電動車やCASE領域を中心に活動中。日本自動車ジャーナリスト協会会員

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