ゼンリンとアルパインマーケティング、公共ライドシェア配車アプリ「NORAN」を共同開発

公共ライドシェア事業を支援する配車アプリ・システム「NORAN(ノラン)」
  • 公共ライドシェア事業を支援する配車アプリ・システム「NORAN(ノラン)」
  • 福岡県宗像市「宗像ライドシェア」における「NORAN」利用イメージ

ゼンリンとアルパインマーケティングは28日、公共ライドシェア事業を支援する配車アプリ・システム「NORAN(ノラン)」を共同開発したと発表した。

全国の地域公共交通の課題を抱える地域に向け、販売を開始した。第一弾として、福岡県宗像市にて運行中の「宗像版公共ライドシェア」実証事業にて運用を開始する。

バスやタクシーの運転手不足、それに伴う路線維持の困難さといった地域公共交通の課題が全国で顕在化する中、ゼンリンとアルパインマーケティングは課題解決支援に向け連携し、両社の知識やノウハウを活かした協業施策を検討してきた。

2025年4月には福岡県宗像市における「宗像版公共ライドシェア」実証事業に共同で参画し、交通空白地域における人の移動の効率化や、二次交通の不足による観光周遊の困難さの解消を目指す中で、ユーザーや運用事業者の利便性向上を目的に、オンデマンドでの配車予約と配車指示を可能とする配車アプリ・システム「NORAN」を開発した。


《森脇稔》

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