いやタクシーは、島根県松江市の交通計画に沿って、東出雲地域で「日本版ライドシェア(交通空白等リ・デザイン全国展開プロジェクト)」の試験運行を11月17日から開始する。
高齢化や人手不足により、通院・買い物など日常の移動が難しくなる「交通空白」の課題が地域で進んでいる。全国でも導入が進む日本版ライドシェアの枠組みを、東出雲の実情に合わせて定着・活用させていくことが今回の実証の目的である。
運行は、いやタクシーの管理のもとで実施し、研修を修了した地域ドライバーが運転する。任意保険・自賠責保険の加入に加え、安全研修・点検・緊急連絡体制を整えたうえで運行する。
試験運行に先立ち、説明・意見交換会(協議会)を11月20日15時から東出雲公民館(ヨリアイーナ)で開催し、一般参加枠10~15名を募集する。日本版ライドシェア制度概要、東出雲での実施概要、先行事例(黒部市)の共有、意見交換を行う。第2回協議会は12月17日15時から予定されている。
試験運行は2025年11月17日から2026年2月6日まで、7時から11時(日曜運休)で実施予定。利用方法は電話予約、料金は通常のタクシー料金と同等で、運行エリアは松江市東出雲地域内となる。




