公共交通の「3点セット」、静岡県小山町でサービス開始…交通空白地問題を解決へ

「公共ライドシェア+デマンドバス+巡回バス」3つの運行サービスを静岡県小山町で開始
  • 「公共ライドシェア+デマンドバス+巡回バス」3つの運行サービスを静岡県小山町で開始

みつばモビリティは、静岡県小山町において公共ライドシェア、デマンドバス、巡回バスの運行サービスを一括で受託し、運行を開始した。

小山町では交通空白の課題に対応するため、これまで巡回バスやデマンドバスを運行してきたが、需要と供給のバランスが取れない状況や運転手不足の影響により、従来の運行方法ではサービスの維持が困難になっていた。

こうした課題に応えるため、みつばモビリティは小山町の地域特性や住民のニーズに合わせた公共交通サービスを包括的に提供することとなった。公共ライドシェアの導入をはじめ、デマンドバスや巡回バスを一体的に運行することで、効率性と利便性を両立させた新しい地域公共交通の実現を目指す。

小山町総合文化会館で執り行われた出発式では、込山正秀町長が「小山町で公共交通の3点セットが揃った。高齢者をはじめ、地域の人々の活動が活発になることを期待している。全国からも注目されるモデルケースになるかと思う」と挨拶した。


《森脇稔》

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