マツダ、関税影響で営業赤字461億円に…中間配当は25円を実施へ 四半期決算

日本市場の第1四半期は、ロードスター(写真)やラージ商品の貢献により販売台数増加
  • 日本市場の第1四半期は、ロードスター(写真)やラージ商品の貢献により販売台数増加
  • 米国の販売台数はCX-50(写真)、CX-70が増加もCX-30が減少
  • 欧州市場の販売台数は、CX-60、CX-80などが増加も、生産が終了し在庫販売中のマツダ2やCX-5(写真は新型)、MX-30の販売が減少
  • 2026年3月期第1四半期 台数実績
  • 2026年3月期通期台数見通し

マツダは8月5日、2026年3月期第1四半期(2025年4~6月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比8.8%減の1兆998億円、営業損失は461億円(前年同期は504億円の利益)となった。

グローバル販売台数は前年同期比2.8%減の30万1000台だった。日本市場では10.5%増の3万2000台と好調だったが、『CX-5』のモデル端境期にある欧州市場で20.8%減、関税の影響を受けた米国市場で2.3%減となったことが響いた。

営業利益の主な減少要因は、関税影響による697億円のマイナスが最も大きく、為替で268億円のマイナス、台数・構成で131億円のマイナスとなった。いっぽうで関税対応により201億円のプラス、コスト改善で43億円のプラス要因もあった。


《レスポンス編集部》

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