オークネットが、ミライラボと共同でEVのリチウムイオンバッテリーの性能・劣化診断を行う「自動劣化診断ライン」をミライラボ本社敷地内に開発・構築し、本格稼働したと7月29日に発表した。
従来、1モジュールあたり手動で24時間以上を要していた診断を5分以内で完了できるようになった。これにより、中古EVバッテリーを搭載したリパーパス(再利用)製品の生産リードタイムの短縮や、増加している中古EVバッテリーの劣化状態の可視化需要への迅速な対応が可能となる。
診断ラインは年間1万モジュールの処理能力を持ち、日産『リーフ』のバッテリーモジュールに対応している。独自のインピーダンス測定法を用いてSOH診断を実施する。