日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は10月18日、新しい公式ロゴを発表した。このロゴは、日本カー・オブ・ザ・イヤーとして初めて一般公募を実施し、120件以上の応募の中から選ばれたもの。
日本カー・オブ・ザ・イヤー(JCOTY)は、40年以上の歴史を持つ日本を代表する自動車の賞典。1年で最も優れたモデルを1台、さらに部門賞も含め複数台を選出し、顕彰してきた。「自動車業界は現在、難しい変革期を迎えているが、自動車メーカーは次々と素晴らしい技術やデザインの自動車を誕生させている。日本カー・オブ・ザ・イヤーはその素晴らしい自動車に対し、『日本の賞』『日本らしい』を発信していく意味も含め、新しいロゴを選定した」と同委員会は説明する。
新公式ロゴは、書道をモチーフに、日本カー・オブ・ザ・イヤーの頭文字「JCOTY」で車のフォルムを描いている。アルファベットのOを表す円は日本の象徴、日の丸を表している。
ロゴをデザインした村越由美子さんは、「日本らしい見た目」に加え、真面目で繊細ながらも、大胆で好奇心旺盛で遊び心を持ち合わせた「日本人の精神」を表現するべく、歴史ある書道をモチーフにしたとコメントしている。
日本カー・オブ・ザ・イヤーは、日本のモータリゼーションの発展と、コンシューマーへの最新モデルおよび最新技術の周知を目的として1980年に創設され、日本を代表する“クルマの賞典”として、日本国内だけでなく海外からも高く評価されている。今年度のノミネート車は、2022年11月1日から2023年10月31日までに日本国内で発表された全ての乗用車が対象となる。11月3日には、「ジャパンモビリティショー2023」の会場ステージで、今年の「10ベストカー」が発表される。