小糸製作所は、10月26日より東京臨海都心の東京ビッグサイトで開催されるJAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー2023、旧:東京モーターショー)に出展する。有明では、小糸製作所の新たな「光」の可能性を紹介する。
小糸製作所は、2030年に向けたKOITO VISION「人と地球の未来を照らす」に基づき、次世代モビリティ社会の安全・安心に向けた技術開発を紹介する予定だ。
交通事故低減や渋滞解消など交通社会の課題解決のために小糸製作所では、「ドライバーサポート」「センシングサポート」「コミュニケーションサポート」の3つの軸に沿った技術開発を行なっている。有明での展示もこれに沿ったものになる。
●ドライバーサポート
ドライバーサポートでは、対向車や前走車の存在に合わせて自車のハイビームの一部を消灯し眩しくないハイビームを実現する、ADB(Adaptive Driving Beam:ハイビーム可変ヘッドランプ)の最新技術を初公開する予定だ。また、二輪車用のADBも開発し、ライダーにも最適な視界の提供をめざす。
●センシングサポート
センシングサポートでは、小糸製作所が投入予定の車載用 LiDAR(ライダー)に加え、移動体検知システム「ILLUMIERE」を初公開する。LiDARは、車両周囲360°の対象物までの距離・方向などの位置情報を計測する、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転に必要不可欠なセンサだ。
●コミュニケーションサポート
コミュニケーションサポートについては、クルマの状態・ドライバーの意思を周りの交通参加者に視覚的に伝える新技術を紹介する。その一つが、車両前後の標識灯を部分的に点消灯する「アニメーションランプ」だ。また、路面上に光のパターンを表示する「標識灯路面描画ランプ」も初公開となる。